断捨離のすゝめ

ライフスタイル

なぜ断捨離をおすすめするのか

家の中に不要なモノが溢れかえっていませんか?何年も着ていない服、いつか使うだろうと思っているモノ、紙袋や輪ゴムなど数えればきりがありません。本当に必要ですか?

個人的には収納を上手くするより、断捨離をした方が何倍もスッキリすると思っています。

いつか着る・使うは一生やってきません。そして、スペースを無駄に占拠します。新しい服を買っても、モノを買ってもその無駄なスペースが増えるだけ。思い切って手放す方が、スペースも増えストレスも減りますよ。

ミニマリストになる必要はない

断捨離と言えば、真っ先に思いつくのがミニマリストでしょう。しかし、ミニマリストのように全てを削ぎ落とす必要はありません。服は3着とか、クツは2足とかでは少々少なすぎます。また、考え方も全然違います。

どちらかと言えば、シンプリストの考え方の方が近いと思います。

ミニマリストは徹底的にモノを減らします。対して、シンプリストは「必要なモノだけ」残します。服も3着と決めるのではなく、お気に入りの服が10着あればその10着を残します。モノの量より質を重視するんですね。

自分にとって、快適な空間やくつろげる空間を選びます。なので、無理にモノを減らすようなことはしません。

このように、快適な空間を作り、好きなものに囲まれる人生。そして、好きなこと以外はしない人生。個人的にはミニマリストより、シンプリストの方が性に合ってますね。これは人それぞれなので、強くは言えませんが(笑)

断捨離をする。この行為自体をミニマリストになり、仕事も減らしてギリギリの生活にする必要はないということです。

本当に必要なモノを見極める

断捨離をすることで、不要なモノを買わなくなります。モノが欲しくなるのは、外的要因が大きいんですね。TVCMであったり、友人や街で見かけたモノが欲しくなります。「他人が持っているから、他人が欲しがっているから」という影響が大きいんですね。これを社会的証明と言います。

社会的証明とは、多くの人がやっていることを「正しい」と感じ、無意識に自分の判断基準にする心理のことです。

しかし、あなたが本当に欲しいモノではないんです。

一時的な気の迷いであり、仮に手に入れたとしても幸福感は長くは続きません。幸福感を持続させるモノを選ばないと、結局はお金の無駄になるんですね。

それに、セールや限定商品にも飛びつかなくなります。例え安くなっていたとしても、本当に必要じゃないモノは魅力的ではありません。もちろん、必要なモノが安く買えることに越したことはありませんが、不要なモノを買って後悔することもなくなります。


ルールを決めておくのも良いでしょう。例えば、この服を捨てる(売る)から新しい服を買う。などです。悩んでいるときは、一旦持ち帰り1ヶ月後に買いに行く。その時、不要なら買わない。

自分でルールを決めることで、こだわりも生まれます。

マーケティングや行動心理学に逆らう

本当に必要なモノをもう少し掘り下げましょう。マーケティングは購入してもらうことに全振りします。当たり前ですよね。商売なんですから。

でも、マーケティングが何なのか?行動心理学が何なのか?これが分かれば、無駄な買い物はしなくなります。あえて、マーケティングの戦略、心理的部分に逆らうんです。そうすれば、しっかり考えて、本当に必要なモノだけを買うことができますよね。

マーケティングは狙って、トレンドやムーブを起こします。これにより、バドワゴン効果が生まれます。みんなが持ってるから自分も!となるんですね。

子どものころにありませんでしたか?友達がみんなゲームを持っているのに、自分は持ってなかったとき。自分も欲しくなりますよね。これ、大人になってもあるんですよ。商品ランキングや売上No1などがバドワゴン効果を後押しします。

「売れている = みんなが持っている」だから自分も選ばないと損をする。

こんな心理効果が現れます。

セールも同じです。「期間限定」や「残りわずか」という言葉で、緊急性を表現します。人間は損を嫌う生き物ですから、「今買わないと損する」と思うんですね。損失回避と言います。

このように、マーケティングを知ることで、不要な買い物を避けることができます。

断捨離後にリバウンドで余計にモノが増えた!ということにならないようにしましょう。

断捨離を阻む心理

人間は、愛着があるものやすでに手に入れているモノを手放せない傾向にあります。これはサンクコスト効果といって「すでに費やしてしまった時間やお金、労力を無駄にしたくない」という心理が働くんですね。

飛行機のコンコルドってご存知でしょうか?当時、世界最速の飛行機として知られていました。ですが、大赤字だったんですね。しかし、それでも開発を諦めなかったのは、このサンクコスト効果なんです。

コンコルドはイギリスとフランスの共同開発なんですね。どちらの国も気づいてはいたんですよ。大赤字だってことを。

でも、途中で引き返せなかったんですね。そして、これは個人にも当てはまります。プラモデルなど、自分で作ったモノには愛着がありますよね。すると中々捨てられない。

お気に入りの服や高価な家電を捨てられない。ただ、保管しているだけになりがちなんですよ。ミニマリストに言わせると、そのスペースに無駄な家賃を払っている。そんな状態なんですね。まー、家賃のことまで考えなくてもいいと思いますけどね(笑)

また、人間は「得」より「損」を嫌うんですよ。さらに、エンドウィメント効果といって、自分が所有うしたモノに対して、その価値を過大評価する傾向にあります。

このように、断捨離をするにはいくつもの心理が邪魔をする場合があります。

でも、思い切って断捨離をしてみるとスッキリしますよ!

デジタルも断捨離

断捨離はリアルのモノだけではありません。パソコンやスマホに入っているアプリで不要なモノはありませんか?無駄にSNSに張り付いていませんか?

パソコンやスマホのアプリやデータが溢れかえっているとストレスになります。断捨離は「時間」や「情報」にも適応できるんですね。デジタルデトックスをすることで、本当に大切なことに集中することができます。

以前はボクもSNSやゲームをスマホに入れていました。しかし、現在ではSNSもゲームも一切入っていません。

余計なことに時間を使わなくなったんですね。すると、不要な情報は入ってきません。ネガティブな情報も入ってきません。SNSは楽しい反面、不快な気持ちになる条件が揃っているんですよね。ネガティブな情報には、自分も引き込まれます。

これを、ネガティビティバイアスと言います。人間はポジティブな情報より、ネガティブな情報の方が強い反応をします。まさに悪影響ですよね。

特に、SNSやニュースはネガティブの宝庫(笑)

批判的なコメントや炎上、事故や犯罪のニュースはこのネガティビティバイアスを利用して注意をひいているんですよ。こんなネガティブ情報ばかり見ていると嫌な気持ちになります。でも、勘違いしないで下さいね!あなたが弱いとかネガティブ思考というわけではありません。

人間の本能的な性質なので、できる限りネガティブな情報を取り入れないようにしましょう。

まとめ

断捨離といっても、人によりやり方は色々あります。個人的にはミニマリストにまでなる必要はないと考えます。ただ、物理的にモノが溢れかえっていたり、デジタルで不要な情報を取り入れることは心の乱れになります。

そして、周りに振り回されていると、自分が本当にすべきことに集中できません。

断捨離は、心も生活も整えてくれます。そして、お金もたまります(笑)余計な買い物をしなくなりますからね。それだけでも効果大ですよ。

難しく考える必要はありません。アプリを1つ消してみる。着ない服を1着捨ててみる。これを繰り返すと、自然と断捨離は出来るんですね。そして、断捨離をしたら不要なモノを買わない。本当に必要なモノだけを買う。

ボクは、断捨離をはじめてからモノが増えることに抵抗を感じます。「せっかくスッキリしてたのに!」って(笑)

タイトルとURLをコピーしました