マーケターのように生きろはどんな本なのか?
前半部分はかなり共感できました。ですが、後半に入っていくほどマーケティング初心者には難しいんじゃないか?と思いますね。そして、具体例が個人になっていない。余分な部分を削り、1つの例をもっと深ぼった方が良かったですね。
相手からはじまる
この考え方はスゴく共感しました。マーケティングの本質の部分に触れていると言っても過言ではありません。リアル・ネットに関わらず人間関係やコミュニケーションは必須です。自分を通すのも良いときもあると思いますが、やはり相手のことを考える方が上手くいくケースは多いでしょう。
相手からはじまることで、求められる人間になれる。
人の役に立てるからこそ、自分が輝けるということなんですね。これはグループが大きくなっても同じです。仮定でも地域のグループでも会社でも、社会でも人の役に立てることはそれだけで輝けます。
つまりは人間関係が良好になると言うこと。人のストレスの大半は人間関係です。このストレスが解消されるだけでも十分な価値があります。子どもとのやり取りや部下の教育、色んな場面で活用が出来るでしょう。
市場を定義する
個人的にはこの辺りからズレてるように感じました。確かに、自分の立ち位置を把握するのは大事です。どこに求められているのか?あなたの場所を決めなくてはいけません。
そして、初心者には理解し難くなっているんじゃないのかな?と思いました。
もっと、ミニマムに具体例をだして即実践ができるなら。。。もっと、人間関係を良好にできるヒントになったのではないでしょうか。
マーケターからみると
マーケティングを勉強した人なら理解できます。ですが、初心者に4Pや6Pなどは不要です。不要と言うか、まだ時期が早いんです。
その点でポイントはマイナスになりました。
これ以降は、マーケターが本業としている部分になります。初心者が踏み込むべきではない領域と言ったところでしょうか。商品開発のことなどに触れられても、関係のない話になりますよね。視野を大きく持つことは良いことだと思います。
が
全員が全員、商品開発から携わることはありません。
ここは、家庭内での具体例の方が理解できたと思います。この辺りが長年マーケターをしている人の観点なのかな?と思いましたね。
経験が読者を遠ざけた。そう思いました。
まとめ
ボクは学校教育でマーケティングの科目があった方が良いと思っています。なので、前半部分はとても共感できました。
とは言え、後半に入るにつれ、ドンドン専門的になっていると感じました。専門用語こそ使っていないものの、初心者には難しいんじゃないかな?と疑問を抱くような感じです。ただ、この本を読むことによって、マーケティングに興味がでて、知識を得たあとに再読すると理解は深まるでしょう。
評価が低くなったのはその部分だけです。
本質はしっかりと捉えています。なので、一読の価値はあります。もし、あなたが人間関係を良好にしたいのなら。会社で必要とされる人材になりたいのなら。
特に前半の部分は何度も読んでおいてそんはありませんよ!
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