本当に1度読めば忘れない文章術なのか?
世の中には、文章に関する本は沢山あります。色々なテクニックなどを紹介していますよね。ただ、それって文章が上手い人がそのテクニックを使うからスゴい文章になる。そんな気もしなくはないですよね。ただ、どんな文章が良い文章なのか。ここは、難しい部分だと思います。
文章は、書く人により全然違います。論文とブログでも変わりますし、ビジネスメールでも変わります。ただ、この書籍を読めば、大抵のことは解決すると考えます。
3ステップで書く力が格段にアップ!
この書籍によれば、たったの3ステップで簡単に文章が書けるといいます。簡単ですよね。実際に読むと納得します。これが、その3ステップです。
- 大きな問いをたてる
- 大きな問いを小さな問いに分解する
- 小さな問いに答える
たったこれだけ?と思うかも知れません。しかし、実に理にかなっていと思いませんか?大きな問いは「タイトル」です。小さな問いは「見出し」です。ここまで、分解すれば、その問いに答えるだけです。これなら、小学生でもできますよね。
コレ、実際に会社の同僚で試してみました。彼女はブログを書くのが苦手なんですね。まず、何を書くのかを迷います。テーマが決まっても、500文字程度書くのに1時間ほどかかるんですよ。
しかし、この方法を伝えると、なんと!ブログが簡単に書けるようになったんですね。それ以来、ブログを書くのを楽しみながら書いています。でも、そのブログを書くのが苦手な彼女。会社が任命した意図が全くわかりません(笑)ボクが教えていなかったら、どうしてたんでしょうね。
大人はもちろん、子どもにも有効
正直、学生の頃って国語が苦手な人もいたとおもいます。国語だけに限らずですが(笑)
しかし、この書籍を子どもの頃に読んでいたら?国語のことを好きになるかも知れません。少なくとも、文章を書くのが苦手にはならないでしょう。そういった意味では、子どものころに読んで理解しておく。その方が、大人になっても十分活用できるでしょう。
特に、中学生。高校に上がると格段に国語は難しくなるのか?は知りませんが、文章を書くことに抵抗はなくなるでしょう。
そもそも、中学校の教諭もしてる方ですからね。その部分も考慮されていると思います。
大人は大人で、〇〇法などのテクニックに走るのではなく、1度立ち止まってもいいでしょう。文章への見方が全然変わります。文章ってこんなに簡単に書けるの!?となるでしょう。
問いが大事
大きな問いから小さな問いに分解して、答えるのですから、問いにはこだわった方がいいでしょう。問いを細分化すればするほど、答えは簡単になりますよね。地球規模の話だとしても、一市区町村まで落とし込めば、答えることが出来るはずです。
そして、これなら子どもでも簡単にできます。
空というタイトルだったとします。空は青いときもあれば、夕焼けの時もあります。真っ暗なときもあれば、雨のときもあります。
タイトル「空」→見出し「空はなぜ青いのか」となれば、答えを書くのは簡単ですよね。(光の屈折が・・・とか言い出しただ難しいですがw)仮に、子どもが問いを作り出せない場合。親が少し手助けしてもいいですよね。「どうして空は青いのかな?」と言ってあげるだけで、子どもは問いに答えるようになるでしょう。
ワンランク上の文章も書ける
正直、この基本ができていれば、文章をワンランク上に上げることもできるでしょう。ここからは少し難しくなってきますが、中学生ぐらいからは問題なく理解できるでしょう。
ただ、ここでのワンランク上とは〇〇法などのテクニックではありません。主語と述語であったり、接続詞のことです。テクニックと言うよりかは、意識すればいいレベルだと考えます。簡単に言えば、文脈に矛盾がないか?ってことです。
きっと、中学生なら国語が楽しくなるでしょう。
まとめ
こんな本が子どものころにあったらな。と言うのが正直な感想です。これがあれば、勉強も楽しくできたと思います。
この書籍自体が大変読みやすく、理解しやすいように書かれています。このシリーズの他の書籍も手に取りましたが、確実に頭に入ります。一度読んだら絶対に忘れないかは人それぞれですが(笑)でも、頭の片隅には残ります。
他の小難しいライティングの書籍を読むなら、この書籍を読んだ方が間違いありません。
それぐらい、簡単に理解でき、さらに簡単に実行できるんですね。特に、中学生のお子さんがいらっしゃるご家庭は、読んでいて損はありません。
