生田斗真主演!Demon City 鬼ゴロシ
最近多いですよね。殺し屋系の話。この作品も原作はアニメです。あらすじを簡単に言うと、伝説の殺し屋が引退。そして、妻と娘を殺される。そこから復讐する。とこんな感じです。
個人的には、生田斗真はサイコ的な役にハマっていると思います。
原作か脚本か?
原作のコミックを読んでいないので、なんとも言えませんが、どちらかが悪い。といった印象です。ただ、コミックが原作の作品が増えているもの事実です。それだけ脚本家がいないのか、お金をかけれないのか。どちらにしても良作とは言えないでしょう。
ただ、コミックの場合は絵になる。そんな気がします。
そうなってくると、脚本が悪いのか?実写化したのが悪いのか?のどちらかになります。で、キャスト自体は悪くないと思うんですよね。
では、悪いのは脚本になります。
コミックだと、しっかり描かれている部分が抜け落ちている。そんな感じがしますよね。過去の作品で、ダン・ブラウンの原作を実写化した映画があるのを覚えているでしょうか?このときも思いました。2時間やそこらで収まるような作品ではない。のにも関わらず、2時間の映画にしてしまった。本当に残念な映画でした。
しかし、それをさらに下回るんですよ。
なぜか?
制作費がショボいからです。
全体的にチープになるので、どこかこだわらないと良い作品とは言えません。まー、これも個人的な意見ですが、邦画をあまり見ないのはこういった理由が多いですね。
ただ、海外の映画がすべて面白いわけではありません。当然、B級やC級の映画もたくさんあります。ですが、人口を考えると日本では”数撃ちゃ当たる”ができないんですよね。少ない数で勝負をするなら、もっと真剣に考えて映画化してほしいところです。
やっぱりコミック
なにせ、矛盾が多いんですよ。
頭を撃たれても死んでない。ほぼ廃人が急に復活する。突然シーンが変わる。などなど、映画としてはありえませんね。せめて、ドラマだったら。。。
そこを埋めるのが、脚本であり監督なんじゃ?と思います。
コミックで4年ほど連載しているのであれば、辻褄はちゃんと合いますよね。でも、ドラマにすることで矛盾が生まれます。とは言え、とは言えですよ。原作もどこか似たような話なんですよね。昔よくあった御館様、街を統治する関係。
双子がいて、最終的には弟がなりすます。
ね?よくあるパターンでしょ(笑)
なんと言うか、昔の話をリメイクしたような感じです。現代風に少しアレンジしたと言ってもいいでしょう。
見せ場がない
きっと、御館様との最後の対戦と娘が双子の弟を殺すところが見せ場だったと思います。でも、1人の敵のアジトとも言える場所に乗り込む。兵隊を次々に殺していく。すると、大人数が目の前に現れる。と、思ったらシーンが変わる。
大体ですよ。殺そうとしている相手が目の前にいるのに、余裕ブッこきすぎ(笑)
日本刀で背中を切られ、腕を切り落とされてるのに動けるのもおかしい。ここがコミックから抜け出せない証拠ですよ。
たしかにね、戦闘シーンの生田斗真はカッコいいです。
立ち回りもしっかりしています。殺し屋ならではの動きもあると思います。でもなー、シリアス感がないと言うか、「あー、こんな感じね」って想像がつく。だから、ハラハラもドキドキもないんですよ。まったくと言っていいほど。
頭を使わないなら金使え
はい、これがボクの正直な意見です。
コミックを原作にするのはいいでしょう。作者にも印税が入るでしょうからね。でも、ショボい映画にされた作者ってどう思うのかな?
本人が満足しているならいいんですよ。ボクにはまったく関係ないし。でも、視聴者としてはまったく面白くない。頭を使うかお金を使うかの2択です。どちらかを使って面白くしないと、映画もドラマも面白くないんです。
スポンサーや予算の都合もあるでしょう。でもね、無駄な作品に時間を浪費してるんですよ。こっちは
まとめ
生田斗真ファンは見てもいいと思います。が、作品としては面白くありませんでした。そして、原作を読みたいとも思いません。
日本にもいい役者はたくさんいるのに、もったいないですよね。
それなら、一層のこと海外に進出したほうが良い作品を作れるんじゃないかな?それに、原作がコミックって手を抜きすぎです。面白い原作でも、実写化することによって臨場感も失われます。
まー、個人的には見なくてもいい作品でした。